この世界に住まう人ならざるもの。
生物の魂を喰らうことで自身の能力を喰魂に喰われた魂は、転生することも叶わなくなるとされている。
人間の魂を喰わない者を"善の喰魂"と呼ぶ。
悪の喰魂が群れで現れた際は、喰魂夜行と呼ばれる。
詳細→人間が喰魂になる条件
悪の喰魂を倒すべく、総帥ファルドミオによって設立された能力者組織。
所属している者の戦う理由は様々だが、民の被害を減らし、自身の目的を果たすために毎日奮闘している。基本的には悪の喰魂を倒すのが仕事だが、人間の犯罪にも対処する警察的役割も担っている。
階級は下級、中級、上級、幹部(罪裁者、叡賢者)に分けられた戦闘員、研究員、情報員、そしてそれらを統括する副司令、最高司令(総帥)がいる。
なお戦闘員、情報員には人間を律するため、警察的役割を果たす統制者が存在する。
中央国アトルチュアに本部、その他4国に支部がある。
詳細→鎮救熒について
鎮救熒に所属する、戦闘員を統括する幹部を表す名称。
基本は本部に在籍しているが、危険な個体が現れるなどの緊急任務の際は支部に赴くこともある。罪裁者のメンバーは皆バディ制度を守る必要が無く、1人で敵を制圧できるほどの実力を持つ。
現在7席のうち6席が埋まっている。
鎮救熒に所属する研究員、情報員を統括する幹部を表す名称。
7席のうち3席は本部に在籍しており、残りの4席はそれぞれの支部に在籍し、本部の叡賢者と悪の喰魂の出現場所の通知や研究結果の情報交換などを行っている。
なお7席のうち5席は研究員であり、2席が情報員である。
かつては警察組織とされていた人間専門の軍事組織が、鎮救熒と合併したために生まれた役職。統制者と呼ばれる者の戦闘員は皆、"対喰魂戦闘"には適性を持たないものの、"対人戦闘"においては最強とされている。
各国の法律に基づき罪人を捕らえるのが仕事だが、罪人であっても人間を殺すことは禁止されている。
鎮救熒と統制者は扱いが分かれており、別々の組織として呼ばれることが多い。
この世界において重要な役目を担う5国のこと。中央国アトルチュアを囲うように4国が配置されている。
5国の名称は以下の通りである。
【中央国 アトルチュア】
4国に囲まれて存在している最も栄え最も人口の多い国で、現在は若き王グラムがこの国を治めている。国の中央には鎮救熒の本部塔がそびえ立っており、その塔は周囲の国からも見える程。
観光客が多く、中には亡命のために来る者も居るらしい。
【東国 鳳潟】
年中桜が咲いていることで有名な、多種多様の花が咲き誇り、和風な景観をしている国。貧富の差はあまり無く、現在は国民の意向により、平和主義者である伯王という青年が治めている。年中過ごしやすい気候をしており、様々な場所で花見をする者を見かけることが出来る。
【西国 牟斐】
貧富の差が激しく、ガスの臭いが充満している荒廃した国。昔はとても美しく綺麗な景観をしていたらしいが、喰魂によって政治家達が皆居なくなったことで国が維持しきれなくなってしまったらしい。
現在は国の保護のため、鎮救熒の牟斐支部のメンバー達が生き残りの国民のため奔走している。
【南国 ガランカ】
年中猛暑日が続き、海が綺麗なためリゾート地として有名な国。現在はクレス国王が治めている。
周囲の国からバカンスで観光に来る者が多く、幸福の地として名が知れている国だが、スラム街の方になると強大な力を持つ喰魂が貧民を襲っており、それを助けに行った鎮救熒のメンバーが帰ってこなくなったという事例が相次いでいる。
【北国 ノルウヒナ】
年中雪が降り、国の周辺が山に囲まれている国で、現在は女皇シュエが国を収めている。
極寒の地のため喰魂が出現することは少ないが、出現した際の強さが異常で罪裁者が出動することも多いらしい。
女皇がとある時期を除き外部の人間の侵入を拒むため、観光客は少なく、罪裁者が国に入る際も苦労している。
(基礎説明はホームの"共通用語"参照)
魔力を持つ者たちが魔力を注いだ魔石は魔力を持たない民との取引に使用されているが、
戦闘時に能力を最大限発揮するために限界突破の手段として使う場合もある。
鎮救熒では、魔力量を蓄積量以上に体内に取り込みつつ力を制御できるよう、万全の警戒態勢のもと訓練が行われているらしい。
魔力量は喰魂の魔力への耐性は比例している。魔力が多ければ多いほど喰魂の魔力への耐性が上がるが、少ないと喰魂の魔力に蝕まれ、病を引き起こしたり体に障害がおきることがある。
人間のなかでも元始祖神や使徒に該当する者は魔力の毒の影響が小さいとされている。
詳細→元始祖神と使徒について
喰魂の魔力は魂を喰らうことで瘴気を宿し、人間の身体に悪影響を及ぼす。
喰魂の魔力を人間が取り込んでしまった場合喰魂の呪いにかかり、幻覚、幻聴などの不調に始まり、一定値を超えると喰魂にされてしまう。
例外として喰魂の魔力を利用する能力者は影響を受けないらしい。
人間、喰魂問わず、血を介して能力を一部譲渡することが出来る。しかし譲渡するにはお互いの同意と大きな信頼が無いと成立しない。逆にそれを満たさなかった場合、人間同士、喰魂同士なら問題ないが喰魂と人間だと人間側が死に至るか、自我を失った喰魂になってしまう。
喰魂と人間が譲渡した場合、成功したとしても半喰魂の状態になる。
能力と魔法は魔力を消費することで発動出来る。使用する者によって性質が大きく異なり、誰しもが使えるものでは無い。
能力と魔法は魔力の消費量によって強さを調節することが出来る。
能力を使える者は先天性、後天性に分かれており、能力を持たない者は特殊武器などの遺物(ア-ティファクト)を利用することで能力を使うことが出来る。
その能力の内容は魔法の威力の増幅や治癒、攻撃など様々な種類があり、魔法との相性が良い能力を所持している場合は魔法も取得しているものが多い。
魔法は魔力さえあれば誰でも学ぶことが出来るが、戦闘やサポートで活躍するには相応の努力と魔力量が無いと難しいため魔法を極める者は少ない。
創造神、破滅神、時神、魔力神、天空神、大地神、罪神、縁神、物理神、知恵神、生神、死神、忘却神の13柱のこと。
彼らは創概によって創られた存在であり、あらゆる生命体を創造し、生命体が生きる環境を構築した。新たな神々を生み、生命体と世界の均衡を守る役目を命じた。
神々は創造された生命体全てを愛していた。
愛していたが故に、人間の起こした数々の愚かな言動に怒りを覚えた。
戦争、殺人、強姦、身分の強制…そして神殺し。
だからこそ神は喰魂という人類を脅かす存在を作り、神という存在を捨てた。
喰魂に堕ちるか、人間となり礎を築くか。
究極の選択を各々が選び、神は神の座を降り、離別していった。
………たった一人を除いて。
罪神は世界の審判者、中立者でなくてはならない。
だからこそ、神の座を降りられない。
今残る唯一の神であり、世界の結末すら裁く美しくも儚い存在。
そんな彼もまた、人間に紛れて生活しているらしい。
かつての始祖13神が、"存在しないものを現世で創り出す"ために各々が持っていた特殊な力。使徒との契約の際にも使用する。
喰魂または人間に落ちた際、罪の神の配慮により世界の均衡を保つ手段として各自3度のみ権能を使える権利を得た。
始祖13神は、各々の望む文化や規律を確立するべく国を建国した。
以下はそれぞれ建国した神の名とその国名である。
・北部
始祖…忘却神レーテー
忘却の国オブリビド
始祖…死神オルトス
死の国モルバラン
始祖…罪神アマルティア
罪の国シュトラーフェ
・東部
始祖…縁神ルリエン
縁の国リアメルム
始祖…破滅神キルテ
破滅の国フォキルティム
・西部
始祖…知恵神ウィズ
知恵の国ソピアティア
始祖…魔力神ディラウラス
魔力の国ソーディラクト
・南部
始祖…物理神フィクス
物理の国フィネイン
始祖…大地神アーデス
大地の国グラアデン
始祖…生神プリエール
生の国レプリヴェン
・中部
始祖…創造神ファルドミオ
創造の国ファルエイン
始祖…時神クロノス
時の国クロタイト
始祖…天空神シエル
天空の国ルシエメル