罪咎の創始、贖罪の果て、罪業の代償
からなる長編創作。
主人公ヘイルやヘイルと関わる個性豊かな
仲間たちを中心として、
様々な事象に、罪に、償いに
振り回されながらも
自身の目的のために足掻いていく物語。
「罪…解釈は人によって様々だけど、
その基準を決めるのは結局、
人間の生み出した法によって
定められた"常識"なんだ。
なら……その罪を絶対なる1人の支配者が
裁くのだとすれば、それは酷く独裁的で、
あまりにも滑稽だと思わないかい?
さあ、新たに生まれし罪人に告げよう……
酷く穢れ、愚かな運命を拒むのなら、
己の罪を告白せよ、そして懺悔せよ。
犯した罪への意識が自身に相応しい贖罪の道へと導き、遙か未来を照らしてくれるだろう……きっと、ね」
_______とある神の言葉より
「僕は…君まで失いたくなかった」
「分かってる……だから僕は君を救いに来たんだよ」
「僕の計画の邪魔をしないでくれるかな」
「此処にて判決を下す、お前の罪は………」
復讐劇?本当にそれだけならどれほど良かっただろう。
これは1人の青年の本当の罪を裁き、
真実を突き止めていく物語だ__